ゴールを決める、守るというサッカーの本質
サッカーの指導者になってから、彼らを成長させよう、こんな選手に育ててあげようという目標を持っている
それはボールから自由になり、身体のどこでもボールを扱えるようになり、咄嗟のアイディアやスルーパスで一気に局面を打開するような選手である
一応ある程度このようなものを持っておかないとトレーニングメニューも作れないし、プレーモデルも作れないし、ある程度柔らかい型も作れない
このような思いを持ちながら指導をしてきた
ただいつも子供にはサッカーの本質を教えてもらう
ゴールを守る 決める
サッカーの本質とはゴールを決めて、守ることである
それまでのドリブルやパスは過程であり、ゴールを決めるために行なっている
守備でのチャレンジ＆カバーやスライドなどもそう、ゴールを守るために行なっているものである
そこをいつも子供に教えてもらう
中学生くらいになるとゴールへの欲求より、ドリブルで相手を抜くことやスルーパスを通す喜びを感じる奴がいると思う
でも小学生の低学年は違う
どんなに相手を抜いても、スルーパス出してアシストしても全然喜ばない
ゴールを決めたときのみ喜ぶ
それにサッカーの本質が隠されているような気がする
ゴールが子供を成長させる
【チェルシー】完全勝利した昨シーズンでもっとも微笑ましいゴールＵＣ
やはり子供の成長に不可欠なものは目に見える結果でありゴールなのである
ゴールを取ることで喜びを感じ、自信になる
自信になるからもっとサッカーをしたくなるし、もっと練習をしたくなる
これは最高の循環である
指導者が何にも言わなくても自然に子供が成長する
一見何にも指導者がやってないように見えるが、そのような考えを持ってやっている指導者と単にゲームしとけばいいやんと思っている指導者とでは全く違う
要はゴールを決める、守るという本質から外れすぎてはいけないのだ
常にゴールをトレーニングメニューの中に入れておいた上で、ドリブルもあるよ、パスもあるよという風にするのが望ましいと考える
最近ドリブルにこだわっていたが、ふと子供にサッカーの本質はこれやで！と教えてもらったような気がする
変なお金稼ぎのサッカー指導者講習会よりよっぽど子供と触れ合っている時の方が勉強になる
お金を頂きながら勉強させてもらっているって、変に感じるが(笑)
特に幼児の子と遊んでいるときはより顕著に現れる
ゴールを決めたら、宝くじでも当選したんじゃないかってくらい喜ぶ
楽しくないとすぐに砂遊びする(笑)
だからこっちが楽しくなる工夫をしないといけない
本当に子供にはいつも勉強させてもらってます
