世界最高のサイドバック ダニエウ•アウベス
ここ数年世界最高の右サイドバックとして、バルセロナで活躍し現在ユベントスでもその才能を遺憾なく発揮している
彼は今までの右サイドバックのイメージを覆し続けている
彼は守備ではハードなマークで、相手エースを潰すこともできる
ウイングの選手を追い越し、攻撃にさらなる厚みを引き出すこともできる
ウイングの選手を生かすために、あえて内側にポジションを取りボランチのようなプレーをすることもできる
プレースキッカーを務めることもできる
想像できることはほぼできてしまうというのが、ダニエウアウベスである
ブラジル代表 ユベントス ダニエウアウベス
ダニエウアウベスは、ブラジル人らしいリズムのボールタッチや間合いを見せながら、ヨーロッパで活躍するために必要な走力や持久力を兼ね備えた万能のサイドバックである
特にメッシとのコンビネーションは逸脱である
相手が何人来ても2人のリズム、呼吸、間合いが抜群にマッチしているため、ボールを奪うことはほとんど不可能である
イメージの共有がありえないレベルで成し遂げられているため、対峙したディフェンスは何が起こるか考えている間に、抜かれている
これは考えてプレーしているのではなく、感覚で、リズムで、空気でプレーしているから、その速さには勝てない
Lionel Messi & Dani Alves ● Ultimate Tiki-Taka Skills ● 2008-2015
従来のサイドバックを覆す
今までのサイドバックの仕事を紹介する
1980年代では、守備の選手と攻撃の選手がある程度ポジションで別れていたため、サイドバックは守備をする能力が1番に求められた
1990年代では、ロベルトカルロスやカフーというスピードと持久力があり、攻撃的な選手が出て来たことで、オーバーラップからクロスやシュートをできる選手が求められた
長らく、クロスを上げる役割が課されていたサイドバックであったが2000年代にはそのサイドバック像に革命が起きる
グアルディオラ監督がサイドバックをボランチの位置でプレーさせることでウィンガーの能力を生かすのとを求めた
それからはクロスも上げれて、ボランチとしてもプレーできる万能な選手が世界のビッグクラブでは求められるようになった
このように時代とともに様々なことが求められるポジションであったが、その全てを高いレベルでこなすことができるのが、ダニエウアウベスである
6/4(日) 3:45 チャンピオンズリーグ決勝
ユヴェントスvsレアル・マドリード
放送 フジテレビ