元イタリア代表ピルロとボールの関係
パスという芸術
サッカーには様々なプレーがある
大きくはドリブル、トラップ、パス、シュート奪う、守るなど
細かくはドリブルの種類だったりパスの種類だったり、Off the ballでの攻撃、守備だったり
上記に挙げたプレーだけでなく、たくさんのプレーが複雑に連続して行われるスポーツがサッカー、フットボールである
その中でおそらく個々によって拘っているプレーがあると思う
それが僕にとってはパスである
まずはこちらを見て欲しい
イタリアのレジスタ、アンドレア・ピルロ
ピルロのパスは美しい
パスの受け手のスピードを一切落とすことなく、足下に点でパスを送る
しかもそれは10メートルや20メートルの世界ではなく40メートルや50メートルになっても同じである
さらにパスの受け手をマークしている選手、他の相手選手全員の逆を突く
彼の目線、ボールをもらう前の仕草、立ち姿、足の向き、身体の向き、全てがその一本のパスのために行われるものである
まさに足とボールが同化しているからこそ出来得るプレーである
ピルロ自身も、ボールは足の一部と公言している
足とボールを同化されるためにおそらくピルロは誰もが想像できないくらいボールに触れたのであろう